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相場と情勢


by f1wrxgt
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関岡英之

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/503-4355029-4267163

「拒否できない日本」

話題になっている本。  吉川元忠氏と共著の「国富消尽」も有名

耐震偽装事件で明らかになった、90年台末に始まった建築確認の民間委託は米国外圧
(年次改革要望書)によるものだが、その萌芽はやはりパパ・ブッシュの時代に蒔かれて
いました。 
’95年の阪神大震災で建造物の強化を図ると思われた建築基準は、「最低限の仕様を確保
する」 ・・・ とむしろ緩和方向に改定されている。
仕様規格から性能規格・・・・米からの木材を日本市場に楽に輸入販売・流通させる意図。

米が毎年日本政府に突きつける「年次改革要望書」は、かつてのスーパー301条=米国が
思う不公正貿易を力で正そうとする=相手国の市場をこじ開ける・・・・米国のやり方が、
ソフトな手法でかつ最後の一分野が規制緩和されるまで永続して交渉が続く手法に切り替
わって10年以上が経過すでにしている・・・・という恐ろしい事実。

建築士資格も 米中が事実上 共通基準で合意したため、日本の建築士資格がローカル
ルールに格下げ(世界で)されてしまった。

BIS規制により金融が標準化され、日本の建築行政も米の都合に合わせて改革された。
要望書にあるように、通信、医療・医薬、教育 なども順次改革が足元で進んでいます。
全て 米国の都合に合わせて、日本の国内ルールを作り変える作業。


日本の政治家と官僚の無策と不作為の罪・・・・ただ無為に時間が流れ、日本は世界で徐々
にマイナーな存在になりつつある。
by f1wrxgt | 2006-05-29 09:52