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相場と情勢


by f1wrxgt
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転載: World Report

幻を見ている?団塊世代の巨大消費
今、日本では10兆円?100兆円?にも達するという団塊の世代の退職金・消費を獲得しようと猛烈な宣伝がかけられていますが、誰がこのような金額を言い出したのでしょうか?
シンクタンクと広告会社です。
ビジネスを作るためにこのような膨大な数字をはじき出し、企業に宣伝をさせようとして動いているのです。
では、実際には団塊の世代とはどのような世代なのでしょうか?
面白い調査がありますので、これからご覧に入れたいと思います。
退職を前にして自分の現在の位置づけは?

下流にいる : 46%
中流にいる : 38%
上流にいる : 16%

(調査対象 2,000人:団塊世代2,000人調査)

半分近い人が、<下流>にいると認識しているのです。
これで果たして、団塊世代の消費が盛り上がるでしょうか?
確かに上流は16%いますので、この16%が貰った退職金を全て消費すれば別ですが・・・。

そして、この団塊世代の<退職金>ですが、25.6%が<ゼロ>と答え、<22.8%>が500万円未満としているのです。
また、団塊の世代金融資産調査では、日経新聞が調査(751人)したところでは、以下のような貯蓄額になっています。

<現在保有する金融資産>

500万円未満 34.4%
1,000万円未満 19.2%

退職金がないとする25.6%や、金融資産500万円以下が34.4%という層は、とても老後の生活をエンジョイするとは行きません。年金を貰って生きていくのが精一杯という層になるといえます。
次の<中堅層>である退職金が500万円以下の22.8%、金融資産500万円以上1,000万円未満が19.2%の層も、消費を謳歌したり裕福な生活を送るという水準には到底なっていません。
すなわち、団塊世代の半数もが生活苦に陥る世代とも言えるのです。
しかも、この残りの<中堅層>は株等のリスク性金融商品に手を出し、運用に失敗すれば何とか確保した金融資産をも失い、借金でも作れば生活保護等に頼ることになる層とも言えるのです。
さて団塊世代フィーバーにおどらされる企業はどの団塊世代の消費にかけることになるのでしょうか・・・。
by f1wrxgt | 2006-11-22 21:29